資料ID | 21612 |
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分類 | 遺跡 > 古墳・塚 |
文化財指定 | 都指定 史跡 |
所在地 | 等々力1丁目22番 等々力渓谷 公開 [マップで表示] |
等々力渓谷横穴(墓)群は、等々力渓谷6基以上からなる横穴墓群のひとつで、昭和48年に発掘されている。
横穴墓は全長が13メートルで、崖に横穴を掘った墓室=玄室(げんしつ)・羨道(せんどう)の部分とそこに至る通路である前庭部(ぜんていぶ)にわかれ、横穴部は羨門で区画されている。
墓室内には3体以上の人骨が埋葬され、静岡県湖西地方産の須恵器(すえき)や土師器(はじき)、耳環(じかん)=イヤリング、ガラス小玉などが副葬されていた。
また、2号横穴から出土した土師器は、当時都であった大和(奈良県)で使われていたもので、この横穴に葬られた人物が、都(みやこ)に遥役(ようえき)で働きに行ったことが推定される貴重な資料である。
※等々力渓谷では倒木の影響による通行止めエリアがあり、三号横穴は見学できません。(令和6年4月現在)詳しくは区ホームページ(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/015/001/010/d00004247.html)をご覧ください。