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稲荷塚古墳出土品

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考古

稲荷塚古墳出土品 (いなりづかこふんしゅつどひん)

資料ID 21621
時期 古墳時代 古墳時代後期(6世紀末~7世紀前半)
遺跡名 稲荷塚古墳
文化財指定 区指定 有形文化財(考古資料)
文化財指定日 1985/02/19
所在地 東京都世田谷区世田谷1丁目29番18号 世田谷区立郷土資料館 [マップで表示

 喜多見4丁目の稲荷塚古墳(区史跡)からの出土品であるこれらはすべて、同古墳の石室内部に副葬されていたもので圭頭大刀1点、直刀1点、刀子1点、鉄鏃20点、耳環2対(4点)、玉類(ガラス丸玉12点、ガラス小玉40点)と土師器坏1点からなっている。
 このうち圭頭大刀は都内で唯一の出土例で、圭頭柄頭の縁金物、鞘尻と2個の責金具は金銅製である。身の長さ77・5センチ、茎は末端が破損しているが長さ8・5センチで、鉄製の鍔は透かしのない倒卵形である。
 昭和34年(1959)の発掘調査によって出土したもので古墳時代後期(7世紀前半)の横穴式石室を主体部とする古墳の典型的な副葬品セットとして貴重である。
 なお、稲荷塚古墳は保存整備され、昭和56年(1981)年に区指定史跡となっている。

世田谷デジタルミュージアム

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