資料ID | 21797 |
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年代 | 元和2年建立 |
所在地 | 新町2丁目5番12号 善養院 [マップで表示] |
善養院は、『新編武蔵国風土記稿』新町村の項に「大山道ノ南にアリ。家嶽山ト号ス。曹洞宗ニテ、世田ヶ谷村豪徳寺ノ末ナリ。」とある。明治初期に編纂された『曹洞宗明細簿』によると、同寺は「創立開基元和二丙辰二月大庭豊前守義陸建立、開山門解蘆関承応二癸巳年十月入院、開祖蘆関天正十九年辛卯五月二十六日本寺豪徳寺宗関ニ就テ嗣法、承応三年甲午二月十三日遷化、」と記され、寺の創立が元和2年(1616)であると記されている。
開山の門解蘆関(もんげろかん)は、豪徳寺の前身とされる弘徳院二代住職で、善養院のほかに若林村に香林寺を、江戸にも多数の寺院を開創した。
善養院の本堂並びに庫裏(くり)は新興住宅地に残る数少ない戦前の寺院建築であるとして区有形文化財に登録されている。