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大場美佐

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歴史

大場美佐 (おおばみさ)

資料ID 21918

 大場美佐は、彦根藩世田谷領の代官で大場家第12代の当主であった大場与一景福の室である。天保4年(1833)12月18日、中延村(現在の品川区)に生まれ、安政4年(1857)8月28日、25歳の時、大場家に嫁した。この時より代官夫人として家政に努め、夫・与一の職務遂行の支えとなっていたが、慶応元年(1865)結婚から僅か8年にして夫に先立たれてしまった。しかし、美佐はその後も73歳で亡くなるまで大場家の大きな支えとなって働いたのである。
 日記の内容は代官夫人という立場から、代官の行動・日常の起居を記すほか、親類・知人との交流・往来・贈答など、奥向きにかかわった主婦ならではの記述がみられる。
 日記が書き始められたのは美佐が入嫁して3年後の安政7年(1860)で、この年、桜田門外の変が起きている。また、日記最後の年、明治37年(1904)には日露戦争が勃発した。美佐が45年の長きにわたって書き継いだこの日記は、「激動の時代」を綴った歴史書であるともいえよう。
【関連項目】
・世田谷代官屋敷 [https://setagayadigitalmuseum.jp/collection/21914/detail/]
・大場家住宅主屋及び表門 [https://setagayadigitalmuseum.jp/collection/21707/detail/]

世田谷デジタルミュージアム

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