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蠅取器

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民俗

蠅取器 (はえとりき)

資料番号 3149
資料ID 36622
分類 社会生活 > 医療・衛生
銘・印章 TRADE MARK 専賣特許 No23359 No27748 
ハイトリック 
製造元 尾張時計株式会社 
MANUFACTURED BY OWARI TOKEI KABUSHIKI KWAISHA NAGOYA,JAPAN
員数 1
寸法 23.5×24.5×15

 大正時代に尾張時計株式会社が製作した商品。ゼンマイの力で回転板がゆっくりと回る仕組になっている。まず、板に醤油や味醂、砂糖などの液体を塗る。その液を蝿が夢中で舐めているうちに板が回転し、板と箱のわずかな隙間を通って蝿が網箱に入ると、蝿は外に出られない。
 捕まえた蝿は網箱を本体からはずし、水につけるか、火であぶって処分した。
 一方で、明治から大正にかけてカジカガエルを飼うのが流行り、餌として生きた蝿を与える必要から、このように蝿を生け捕りにする方法が考えられた。カジカガエルは、その鳴き声が涼しげなため、夏季には珍重された。

関連項目
河野式蝿取器「さざなみ」[https://setagayadigitalmuseum.jp/collection/11733/detail/]

世田谷デジタルミュージアム

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