掲載日:2021年12月11日
江戸時代、数多く描かれた画題の一つに「四季耕作図」があります。その名のとおり、四季折々の農耕風景を描いた画ですが、稲作を主題としたものがその大半を占めます。写実的で、しかも作業工程を体系的に描いているものが多いことから、美術史のみならず、農村習俗や農業技術を探る民俗資料としても注目されている絵画作品です。絵の各場面には、農耕風景以外にも日々の暮らしぶりや年中行事などが盛り込まれ、見ていて実に楽しく、見飽きない魅力に溢れた内容となっています。
今回は、この四季耕作図12幅の一作を、展示スペースの関係から会期中の前期に6幅、後期に6幅と半分ずつ展示します(展示していない6幅は、モニターによる静止画像で紹介しています)。この展示を通じて、江戸時代の農村の様子や暮らしぶりをご堪能いただきたいと思います。
開催期間 | 令和3年12月11日(土)~令和4年1月16日(日) |
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期間中の休館日 | 毎週月曜日、12月29日(水)~1月3日(月)、1月11日(火) |
時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
場所 | 郷土資料館新館2階 企画展示室左側 ミニ展示コーナー |
入場料 |
無料 |
同時開催 |
季節展「ボロ市の歴史」(会場:郷土資料館新館2階 企画展示室右側) |