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世田谷の歴史

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原始・古代の世田谷

掲載日:2019年7月1日

2.古代と中世をつなぐ

喜多見陣屋遺跡

 世田谷区の南西部の喜多見付近には古代の遺跡が数多く存在している。中でも目を引くのが喜多見陣屋遺跡で、古代末から中世への移行時期を具体的にたどれる数少ない遺構である。

 この遺跡では、平安時代ごろに生産された国産の施釉陶器(せゆうとうき)が豊富に出土している。花文を濃茶で描いたり、花文を陰刻したりした希少な緑釉(りょくゆう)陶器に加えて、中国製の青磁(せいじ)を模倣した脚付き小壺の破片も見つかった。

 こうした9世紀から10世紀の国産陶器や舶載(はくさい)磁器は、通常、役所や寺院、豪族の居宅などでしか出土しない。現在の喜多見陣屋遺跡では、この時期の遺跡として残っているものは竪穴住居跡がほとんどで、役所や寺院が存在したとは考えにくいが、まだ発掘されていない場所に役所に相当する施設や豪族の居宅が眠っている可能性がある。喜多見陣屋遺跡出土の緑釉陶器

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