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民俗 件名

(うけ)

資料番号 056-0019
資料ID 16100
分類 生産・生業 > 漁労
資料群 民家園収蔵資料
世田谷名 ウナギドウ

 水中に沈めて仕掛けておき、魚を捕獲する漁具。世田谷ではドウと呼ばれた。細く割いた竹を円筒形に編んで作られており、中に入った魚が出られないよう、かえしが内部につけられている。ねらう魚によって、筌の大きさや形状は様々である。
 本資料はウナギをとるためのウナギドウである。世田谷では、ナマズドウ、ウナギドウ、ドジョウドウの3種類が多く使われていた。ドウは釣具店で買うこともあったが、自作することもあった。
 喜多見の農家では、5~6月に田植えが済んだ頃からウナギドウを仕掛けた。ドウに入りきらないほどたくさんのウナギがとれたという。

世田谷デジタルミュージアム

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