資料ID | 21634 |
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分類 | 信仰・行事 > 風俗慣習 |
地域 | 砧 |
実施団体 | 喜多見楽友会 |
文化財指定 | 区指定 無形民俗文化財(民俗芸能) |
文化財指定日 | 1983/11/18 |
所在地 | 喜多見4丁目26番1号 喜多見氷川神社 公開 [マップで表示] |
節分は、春を迎えるにあたり立春の前日に邪気を払う神事で、一般には節分の豆まきとして知られている。
喜多見氷川神社では社殿で祝詞が上奏されたのち、神官と赤・青・白・黒の鬼の間で「鬼問答」が行われる。この問答のすえ、鬼たちは神官にスルメを与えられ「鬼は外」との掛け声とともに豆を投げつけられ退散していく。鬼が去った後は、かわって大国(だいこく)様(大国主命)と恵比寿様が昇殿し舞を舞いながら祝詞を奉上する。
問答内容(抜粋)
神官と鬼のやりとり
神官「不思議なるものみえてそうろう、何者ぞ、名のりそうらへ」
赤鬼「見るも、聞くも、そら恐ろし、赤き息ほっとつけば7日7夜の病となる」
青鬼「それ、青き息、ほっとつけば、疫病となる。よって節分毎に、まかりいで、人の命をねらいそうろう」
鬼「鬼は内と、声がした、よってまかり出でそうろう」
一同「言わぬ、言わぬ」
鬼「腹ぺこだ、腹ぺこだ!」
神官「悪しき鬼どもだ、おのが住家にあらず、もとの山へ帰りそうらへ」