資料ID | 21660 |
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分類 | 絵画 |
年代 | 明治7年 (1874年) |
員数 | 1点 |
形態・材質 | 額装、杉板3板を上下に貼り合わせ、泥絵具で彩色したもの |
文化財指定 | 区指定 有形文化財(絵画) |
文化財指定日 | 昭和60年6月18日 |
所在地 | 世田谷区大蔵 非公開 |
この絵図は、幕末から明治初期頃の氷川神社境内と旧大蔵本村付近を描いた奉納額である。中央上よりに大蔵氷川神社が描かれており、左手の堂宇は永安寺、右手に名主屋敷、手前に次大夫堀が描かれている。村人や神社に参詣する人の姿も見られ、田園情趣に富んだ大蔵村の地勢をあらわしている。彩色の剥落が目立ちますが、胡粉(ごふん)、群青、緑青、茶などが幾分認められることから、当初はかなり鮮やかな絵であったと思われる。
裏側には地元の寄進者29人の名前と明治7年(1874)の年紀がある。