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西澄寺武家屋敷門

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建築

西澄寺武家屋敷門 (さいちょうじぶけやしきもん)

資料ID 21706
所在地 東京都世田谷区下馬2丁目11番6号 西澄寺 内部非公開 [マップで表示

 当武家屋敷門は西澄寺の表門として使われている。
 屋根を切妻造り、一重、総本瓦葺とし、両脇に出番所が付く。規模は桁行9間(16・89メートル)、梁間2・5間(4・37メートル)、門戸桁行6間(11・31メートル)である。門戸は中央2間(3・74メートル)に門扉を設け、その両脇を1間(1・89メートル)の潜戸とし、両側1間は板壁としている。両端に付く番所は、桁行1・5間(2・79メートル)で、裏側からそれぞれ門内側に対し袖壁を2間突き出している。
 外観は、柱上に長さ6間の冠木をのせ、さらに直角方向に男梁(椀木)を出し、大斗と花肘木により軒桁をうけている。両番所の屋根は、本屋に比べ一段低くなっており、外部は正面及び両妻側に竪格子が建て込まれている。
 この門は、元港区三田四国町にあった旧蜂須賀家の屋敷門であったが、昭和3年(1928)に当寺の表門として移築したことが棟札により判明している。しかし、それ以前の歴史は判らず、建築年代も不明である。建築様式などから推定するに江戸時代末期頃の建築と思われる。形式や装飾、構造などから、5~10万石程度の大名の屋敷門としての格式を持っている。
【関連項目】
・西澄寺 [https://setagayadigitalmuseum.jp/collection/21744/detail/]

世田谷デジタルミュージアム

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