資料番号 | 279-0041 |
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資料ID | 51154 |
分類 | 衣 > 洗濯・裁縫 |
資料群 | 民家園収蔵資料 |
寸法 | 縦35mm 横535mm 高さ1960mm |
洗い張りという洗濯方法で使われた道具。着古した着物の縫(ぬ)い糸をほどいて布の状態にし、盥(たらい)や洗濯板(せんたくいた)を使って手洗いし、汚れを落とす。その後、布海苔(ふのり)などで作られた糊(のり)をつけ、張り板に張りつけて乾かすことで、布をきれいに整えた。洗い張り後、布の傷んだ部分などを除いて、着物や子どもの衣類などに縫い直した。大人の着物1枚分で、3~4枚の張り板が必要だった。
世田谷の農家では、家族が使う衣類を各家で手作りしていた昭和30年代まで使われていた。木綿の着物など、普段着の洗い張りに使用した。