資料ID |
8740 |
分類 |
文書類 > 館蔵 |
員数 |
巻子本1巻、附 吉良義房修補奥書 |
文化財指定 |
区指定 有形文化財(古文書) |
文化財指定日 |
平成10年11月25日 |
北条幻庵は、北条早雲の第三子で、幼くして仏門に入り、長じて箱根権現金剛王院の別当職をつとめた。法名は長綱、のち臨済宗風に幻庵宗哲とあらためている。この覚書は、世田谷城主吉良氏朝に嫁ぐ、北条氏康の娘・鶴松院に幻庵が書き与えたもの。内容は、夫や姑の呼び方にはじまり、婚礼の式や家臣への心配りなど多岐にわたる。さらに諸人への対応の仕方から年中行事、日常生活のたしなみなどにいたるまで事細かに諭している。