掲載日:2020年10月27日
世田谷区オフィシャルチャンネル(YouTube版)「せたがや動画」で、かつて世田谷で行われていた月見行事について紹介しています。
●せたがや動画「世田谷の月見行事~十五夜と十三夜~」 ※クリックすると別ウインドウで開きます。
民家園では、世田谷のむかしの暮らしや年中行事を身近に感じていただくため、「民間暦」として、主に農家の行事を再現展示しています。
今回の動画では、昭和初めごろまで世田谷で行われていた十五夜と十三夜の日の風習や、農家の供え物などについて紹介しています。
旧暦8月15日の夜は十五夜、旧暦9月13日の夜は十三夜と呼び、特に月が美しく見える日とされています。
この日にはお月様に、野の草花や、畑でとれた里芋などの野菜、団子などを供え、月見をする風習がありました。
農家にとっては、作物を収穫できたことへの感謝や楽しみな日のひとつでもあったのです。
2020年の十五夜(旧暦8月15日)は10月1日、十三夜(旧暦9月13日)は10月29日にあたります。
かつての農家の想いを感じながら、十五夜と十三夜の月をながめてみてはいかがでしょうか。
【写真1】十三夜の供え物(旧城田家住宅主屋)
【写真2】園内の畑で育てた里芋を展示しています(旧加藤家住宅主屋前)
【写真3】団子の生地を搗く様子(旧長崎家住宅主屋)