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つくって学ぼう

掲載日:2025年11月28日

ペーパークラフト 野毛大塚古墳

帆立貝形[ほたてがいがた]の古墳としては、関東最大級の大きさの野毛大塚古墳。
1/600の大きさの野毛大塚古墳をペーパークラフトでつくってみましょう!(作業時間1時間程度)

1 準備するもの

■ペーパークラフトのダウンロードはこちらから
※印刷用紙はA4サイズの少し厚めの紙がおすすめです。
■必要な道具:はさみ、カッター、のり、セロハンテープ
※はさみやカッターを使うときは、ケガをしないように注意しましょう。

2 つくってみよう

1)各パーツを切り出し、パーツ同士をのりやセロハンテープで貼り付けましょう。
 
2)1⃣ ~ 9⃣ を、黒線にそって切り取り、7⃣ の赤線・緑線に切り込みを入れます。
 
  ※カッターを使うときは気をつけて作業してください。
 
3)3⃣・5⃣・7⃣ を丸くはり合わせ、ツメを内側に折ります。
 
4)2⃣ から 7⃣ まで上からはっていきます(ツメをのり付け)。2⃣ は↓を 7⃣ の緑線にあわせます。
 
  ※一段ずつ、内側をセロハンテープで補強しながら重ねてはっていくと、しっかりつくれます。
 
5)8⃣・9⃣を箱形に組立て 7⃣ の赤線・緑線に差し込み、内側にはり付けます。
 
6)1⃣ のツメを下に折り曲げ、2⃣ と 3⃣ の間に差し込んで完成です。

3 できあがり

 
■完成した野毛大塚古墳は約1/600の大きさ(A4でつくった場合)です。つくった古墳を観察しよう!

4 野毛大塚古墳について

・野毛大塚古墳は大きな後円部に小さな前方部がつく、帆立貝形[ほたてがいがた]の古墳です。まわりには堀がめぐり、前方部のちかくには、祭祀[さいし]につかわれたと考えられる造出部[つくりだしぶ]とよばれる場所が作られました。
 
・墳丘[ふんきゅう]は全長82メートル、周濠をふくめると104メートル、高さ11メートル。帆立貝形の古墳としては、関東最大級の大きさです。
 
・古墳の表面は、すべて多摩川の自然石をつかった「葺石[ふきいし]」で覆われていました。
 
・古墳の平らな面には、3重に朝顔形埴輪[あさがおがたはにわ]と円筒埴輪[えんとうはにわ]で構成された埴輪の列が並びました。造出部のふちは、柵形埴輪[さくがたはにわ]で囲まれていました。ほかにも、鶏、水鳥、家のかたちをした埴輪などが置かれていました。
 
 
・後円部には、「主体部[しゅたいぶ]」とよばれる埋葬施設[まいそうしせつ]が4つ見つかっています。このうち中央にある第1主体部からは、冑と甲が出土しています。ほかにも、刀剣や鏃[やじり]といった鉄製武器や、銅鏡[どうきょう]、滑石製品[かっせきせいひん(石を加工した道具)]、玉類[たまるい]などが副葬品[ふくそうひん]として納められていました。
 
 
・出土した副葬品から、野毛大塚古墳に埋葬された人物は、南武蔵[みなみむさし(現在の東京都・川崎市と横浜市北部の地域)」を支配した大首長[だいしゅちょう]だったと考えられています。

5 もっと知りたい

■野毛大塚古墳について知りたい
 
 
 
■野毛大塚古墳から出土したものについて知りたい
 
 
 ・デジタルミュージアムで「野毛大塚古墳」を検索
 
 ・郷土資料館を訪ねる
  出土した冑と甲のレプリカや埴輪などを展示しています。
 

世田谷デジタルミュージアム

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