掲載日:2019年8月22日
世田谷区の歴史、民俗、遺跡など文化財関連の記録映画を制作しています。
区指定無形民俗文化財「喜多見慶元寺双盤念仏行事」は、2018年11月24日の十夜法要の時の記録です。
双盤念仏は法要の際に大きな鉦(かね)を互いに打ち鳴らし、抑揚のついた念仏を唱えるものです。喜多見双盤念仏は、江戸時代に奥沢の浄真寺から伝えられたといわれています。昭和18年(1943年)頃には一時中断し、昭和49年(1974年)になって復活しました。地元の人々で構成される講が行う双盤念仏は、区内では慶元寺のみで、極めて貴重な民俗行事となっています。